今年度は、コロナ禍にあっていつもと同じように過ごすことができませんが、子どもたちにはその中であっても、この時期に必要な経験、体験はして欲しいと願い、保護者の観覧はありませんでしたが、全園児で運動会ごっこあそびを実施しました。
◆ファンファーレ「やってみよう」:年長児
まず、最初は年長児による”鼓隊「やってみよう」”で運動会ごっこのはじまりです♪
◆全園児入場・はじまりの会
はじまりの会で「みんな楽しく、ケガなく過ごせますように・・・」とお祈りをした後は、大好きな「やってみよう!!」体操です。ケガしないようにしっかり準備体操しようね。
◆年少競技~集まれ!ピザパーティー~
ある日のこと、ちとせ幼稚園の年少児宛てに、ピザが大好きな”ピザの海”というお相撲さんから手紙が届きました。
「僕は、ピザが大好きなお相撲のピザの海でごわす。とっても食いしん坊な僕のために、大きなピザを作ってくれませんか?一番大きなピザを作ってくれたクラスにはお礼をするでごわす!」
この手紙を読んだ年少児のおともだちは、ちびっこピザ名人になって、ピザ作りに励むのです。。。
大きい物から小さな物まで、みんな一生懸命にピザに必要な材料を集めます♪
運動会ごっこは、やる時だけが大切ではありません。他の学年がやっている時は、みんなで見て応援することも大切な時間です。年中児さんが食い入るように見てくれています。
「でも~、、、アヤメ組のピザもカンナ組のピザもとっても美味しかったから・・・」ということで、アヤメ組とカンナ組にも銀メダルをもらうことができました。
お友だちはみんな大喜び!「また、ピザ作ってあげるから来てね~!!」「どすこい!!」と満腹のお腹を叩いて、ゆっくりとピザの海さんは帰って行きました♪
競技のあとは、みんなで『パンパカパーン!パイナップル』のダンス♪とってもかわいく踊ることができました!!

最後は、かけっこで退場です♪みんな走るの大好き!ゴールめがけて一生懸命走りました!
◆年中競技~ぐりとぐらとすみれちゃん~「みんなと力を合わせてエイエイオー!!」
大好きな絵本「ぐりとぐらとすみれちゃん」。おともだちは、ぐりとぐらの絵本の世界に入って、お友だちと協力してにんじんを収穫したり、かぼちゃを割ったり・・・おいしいクッキーができるようにがんばります♪
チューリップ組、スイトピー組!それぞれ入場です。
年中児は、4人1組で競技をします。「自分だけががんばればいい!自分だけが速ければいい!」ではなく、周りのお友だちのことも考えて、4人で達成する喜びを体験します。
「よーい!ドン!」さぁ、出発です。
まずは、畑へ行くために草むらをくぐっていきます!!

「にんじん」を収穫して、ざるに入れて運びます!このカゴも1人で持つのではなく、4人で力を合わせて持ちます!!

大きなかぼちゃは、包丁でものこぎりでも切ることができないので、みんなで高く持ち上げて・・・「ドスン!」と落として、割ることに大成功!!
「でも、このかぼちゃ、、、本当に大きくて重たかったねー!4人の力がないと無理だよ~」
にんじんとかぼちゃの用意ができたら、スタートの場所へ勢いよく戻って次のお友だちにタッチ♪
年中児も最後はかけっこで退場です。しっかり前を向いて走っていましたね♪速い!速い!
年長児も「リレー」と「パラバルーン」を年少児、年中児に見せてくれました。リレーはトラック1周を走って、次の人にバトンを渡してつないでいきます。
クラスみんなでがんばっている姿を見せてくれました♪
(競技の詳細は、「パンジー・フリージアみんなあつまれ!」のコーナーで!!)
◆おわりの会
園長先生のお話を聞いて、「最後まで無事に運動会ごっこを見守ってくれてありがとうございます。」とお祈りを捧げました。
運動会ごっこは、今日のために準備や練習をするのではなく、あくまで通過点に過ぎません。今日からが本当の意味でスタートなのかもしれません。
「自分自身が・・・」「何人かのお友だちと協力して・・・」「クラス一体となって・・・」それぞれの学年によってねらいは違いますが、身体を動かすことに喜びと楽しみを感じることが、本当の意味で大切なことです。
決められたことを子どもたちにさせるのではなく、保育の中で子どもたちが興味をもったことを取り上げ、遊びの延長線上に競技があることで、きっと子どもたちはこれからも運動会ごっこを続けていくことと思います。
憧れの年長児が見せてくれた、「リレー」や「パラバルーン」は、明日から年少児、年中児のまねっこ遊びとして発展していくのだろうと思います!!