秋の深まりを感じる季節の中、こどもたち1人1人の造形表現を見ていただく機会を作りました。今年は、コロナ禍で人数制限での観覧となりましたが、造形作品を通じて「こどもたちのつぶやき」「こどもたちのおしゃべり」を見て、感じて、鑑賞いただくことができました。
<年少児>『紙制作』と『共同制作』
年少組は、はさみとのりを使っていろいろなものを作りました。
ちとせPIZZA!運動会ごっこにやって来てくれた「ピザの海」さんは、ピザが大好物。みんなで特別美味しいピザを作ったね♪その余韻も冷めやまず、、、えのぐ、のりやはさみを使って、1人1人の特製ピザを作りました。
できた紙を牛乳パックに貼り付けて・・・オリジナルおさんぽポシェットのできあがり~♪
あつ~い夏には欠かせないアイスクリーム。どんな味のアイスが好きかな~???
バニラに、抹茶に、ストロベリー、、、1人1人が好きな味のアイスを重ねて作りました。
おいしそうなアイスクリーム屋さんです♪
3クラス3様のおいも畑が完成です!!
<年中児>『箱制作』を取り入れた『共同制作』
年中組は、「ぐりとぐら」の世界で遊びました。運動会の競技にも取り入れた「ぐりとぐら」のお話。運動会ごっこが終わっても「ぐりとぐら」の世界を楽しみ、はさみやのりを使って紙制作をしたり、箱で動物を作ったりして造形を楽しみました♪
「ぐりとぐら」「ぐりとぐらとすみれちゃん」をテーマに箱を使って、物語に出てくる動物を作りました。うさぎ、フラミンゴ、ヘビ、ライオン・・・大きくダイナミックに作ることができました♪
共同制作の壁面も近くで見ると絵本からその場面が飛び出てきそうなぐらいの迫力でした。
和紙をじゃばら折りにして絵の具につけると、じゅわ~っと色がつきます。その要領で、コーヒーフィルターを使い、あさがおを作りました♪
暑い夏の中では、ひんやり涼しい風が届いてきそうな・・・そんな風情ある制作になりました。
<年長児>『紙ねんど』と『紙』を取り入れた『共同制作』
年長組は、2学期に園外保育で「奥須磨公園」に出かけました。秋の深まりの中、過ごしやすい季節の中で、心も身体もいっぱい動かして遊んだ「奥須磨公園」でのひと時は、とっても楽しい思い出となりました。そんな楽しい思い出をそれぞれが粘土や紙を使って制作しました。
大きな奥須磨公園をマップを見ながら、みんなでグルッと回りました。
共同制作で作ったものは、「芝生広場」だけど、どの場所も魅力いっぱい。こどもたちの溢れる笑顔が物語っていました♪
おいもほりの体験画。土は色画用紙の揉み込み。さつまいもはえのぐとコンテを使って、大きなお芋やゴツゴツした様子や土だらけだった様子を表現し、おいもを掘るわたしは、密ろうクレヨンで掘った時の気持ちを絵に表しました。
日ごろ表現してきたものの中から、こどもたち自身が一番気に入っているものを選んで見てもらいました。
観察画「あおむし」「ちょう」。クラスで大切に育てていたあおむしがさなぎになって、きれいなちょうになりました。あおむしや孵化したちょうを描きました。
手作りおもちゃ「コリント」。奥須磨公園でひろった大きなツルツルのどんぐりを使って、自分だけのおもちゃを作ろうと「コリント」作りにチャレンジしました。
作る作業だけでなく、どんな道にするか?年長児ならではの頭も使った制作です♪
今年度は、例年とは違う1年を過ごしていますが、こどもたちにとってはその中にあってもこの大切な時期に大切なものを吸収し、見たこと、聞いたこと、考えたこと、感じたことなどをありのまま表現して欲しいと願っています。
様々な表現の方法はありますが、造形活動も「上手に描けている」、「きれいに描けている」、「うまくできている」・・・ではなく、自分の思いがどれだけ造形を通じて表れているか?、表現できているか?そんな思いで、こどもたちの豊かで壮大な発想を引き出せるような関わりをこれからも大切にしていきたいと思います。